八食センター

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八食センターは青森県八戸市にある市場。

敷地面積80000平方メートル。駐車可能台数は1500台という大きな市場だ。売られているものは新鮮な魚介類、肉、野菜など多種にわたり、飲食店も沢山で観光客でいつも賑わっている。

キャッチフレーズは「青森県八戸市のなんでも揃うでっかい市場！」。市場と謳っているが開場時間は午前9:00～午後6:00と遅い時間から開店なので訪問する際は注意されたい。

駐車場に車を止めて八食センターの建物入口に立つ。「なんか普通のスーパーのような入口だ」と思って中に入ると、まず人の多さに驚いた。奥まで伸びる通路が人・人・人でひしめき合っている。市場棟の全体的なレイアウトとしては8の字型の長く広い通路で、その脇に新鮮な魚介類を扱うお店を中心として肉、野菜を扱うお店、焼いた魚などを販売しているお店、乾物珍味、お酒・・といろんなお店が並んでいる。

この日の人の流れは反時計回りに動いており、この流れに逆らうのは得策ではないと判断した自分は、同じように人の流れに乗って移動しながら売られているものを見ていく。大きな鮭やズラッと並んだ蟹など見ていて飽きない。

見て廻っていると粒が一際大きいイクラ丼1000円が目についた。「おぉ～美味しそうだ」と思わず買いたくなったが、先程30分ほど前にホテルの朝食でカレーを3杯ほど食べて来たばかりだ。胃袋的には食べ物を入れる余裕はコレッぽっちもない。断腸の思いでその場を去った。

市場棟を一周した後、市場棟横に併設されている「厨スタジアム」という飲食店が何軒か入っている部分を見て廻る。建物奥には休憩用のテーブルとイスが置いてあるスペースもある。そしてじっくりもう一度見ようと市場棟2回目の周回を始める。周回途中、先程のイクラ丼がまた目に留まった。そして気がついたら商品を手に取り店員にお金を払っていた。

いや・・だって、美味しそうだったし・・さっき食べられそうなテーブルとイス見つけたし・・。と自分に言い訳しながら先程見つけたスペースで中身を開けてみる。

大きなイクラと蟹の剥き身とボタンエビ1つがご飯の上に乗っており、量的にはそれほど多くはない。しかし、パンパン状態の腹にはかなり苦しく、美味しいというよりは苦しいというカンジの食事になってしまった。なんか勿体ない食べ方をしてしまったが、あのまま食べないでこの地を去るのも心残りになってしまったと思うのでまぁこれはこれで良しとしますか。

見て廻って良さそうだと思ったのは、何と言っても市場棟内にある「七厘村」という施設。ここはなんと市場で買った魚介類を炭火で焼いて食べることができるとってもナイス！な場所なのです。施設の利用料は2時間300円。お金を払うと席番号が書かれた札をくれるので、それを持って魚介類を買ったお店でその席番号を伝えると、下ごしらえした魚を届けてくれるというシステムらしい。美味しそうな魚を焼いてもよし、大ぶりのホタテを焼いてもよし、ボイルしたタラバ蟹を焼くもよしで次に来た時はここで魚介を焼いて食べようと固く心に誓うのでした。

あっでも車だとビールが飲めないな。ホテル宿泊日にバスで来るのも有りだな。八戸駅から八食センターまで100円バスが運行しているのでバスでのアクセスも便利だ。

八食センター全体のお値段は漁港の市場とかと比べると少し高いかなぁと感じたが、魚介類だけでなくその他食品、お土産や、ミニレストラン街と一通り揃っているので、観光客ならそこそこ満足できる意外と楽しい場所ではなかろうかと思う。特に買ったものを七厘村で焼いて食べたらきっと満足するに違いない。









左の猿：「風呂上がりの一杯がたまらん」　そんな心の渇きに答えます。 by 八食センター
中央猫：「魚くれぇ！」　そんな心の叫びに答えます。 by 八食センター
右ライオン：「狩りめんどくさい」　そんな心の嘆きに答えます。 by 八食センター

どうやらここはいろんな要望に応えてくれる場所のようですね。なかなかのクレイジーさに思わずクスッと笑ってしまいました。

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