寒さに凍え死にそうになった冬の朝


Feb 1, 2014
写真
↑青森県十和田市奥入瀬にて。

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その日いつものように馴染みのスナックで一人で飲んでいました。お店はママさんと若い女の子一人の小さなお店です。霧島をボトルで入れ水割りにして飲みます。

話はいつものように自分の趣味である旅行の話から始まって、テレビの話題や最近の出来事などありきたりな話題で時間がすぎていきます。

結構酔いも回った頃、最近疎遠になっている古い友人の話になりました。その友人はお世辞にも人間が出来ているとはいえない性格で、自分はお酒に酔っていることもあり、「こういうトコが駄目なんだよね~」とダメ出しをしていました。お店の女の子もそのたびに笑ってくれます。そんな感じで時間が過ぎていき、閉店の時間になりました。

この後、まさかの出来事が自分の身に起ころうとは露知らずにお店を出たのでありました・・・。

次の日の朝、自分は仕事で大工の親方の玄関前で親方が出てくるのを待っていました。冬の日の朝5:00頃ですから外はかなり冷え込みます。親方はいつもは時間きっちりに出てくるのですが今日はなかなか出てきてくれません。寒さで手と足の感覚がなくなってきました。手で体の各部をさすりながらなんとか寒さを耐えしのぎます。

あまりの寒さで頭が朦朧として何度もぶっ倒れそうになりました。そんな何度目からのぶっ倒れそうになって頭を上げた瞬間思いました。

・・親方って誰だ?

自分の仕事は確かデスクワークのはず。大工ではない。もちろん親方なんて知らない。

そうです、昨日飲み屋でさんざん悪口を言った彼こそが大工なのです。飲み屋で彼のエピソードを語る為に彼との今までの事を思い出しているうちに、酔いの為か自分が大工という訳のわからない思考回路になってしまったようです。

「つーかこの家誰の家?、ここドコ?」 全然知らない家(一軒家)の玄関前に立っていたのです。不法侵入です。本当通報されなくて助かりました。

でも知らない人間が自分の玄関の前でず~っと立っていたらかなり驚くよね。なんか超寒そうにしているし、完璧不審者でしょ?。つーか不審者通り越して怖いわマジで!

この日を境にお酒の飲み過ぎは控えようと心に固く誓ったのでありました。あんまり守れてないけど・・。