田谷の洞窟


ローソクの火を消さずに歩く縛りゲー要素あり(笑)

ジャンル:洞窟

May 19, 2018
写真
↑田谷の洞窟。

コメント:

田谷の洞窟(たやのどうくつ)は横浜市栄区田谷町にある洞窟。正式名称は田谷山瑜伽洞(たやさんゆがどう)。

洞窟の全長は570mで三層構造の複雑に入り組んだ巨大人口洞窟となっている。

こちらの洞窟はずぅっと前から知っていて少し気にはなっていたのだが、なかなか足を運ぶ機会がないまま年月が過ぎてしまっていた。

で、こんな風に(ほんの少しだけ)モヤモヤしたカンジでこの先も過ごしていくのなら一度訪問した方がスッキリするなっと重い腰を上げたワケである。

田谷の洞窟は定泉寺(ジョウセンジ)の境内にあって、駐車場は道路の真向かいにある。※有料500円。

境内の受付で洞内への入場料400円を支払うと、代わりに小さなローソクとパンフレットを渡されて、心得の欄をよくご覧になってから入洞してくださいとのこと。

パンフレットの洞窟巡拝の心得を見てみるといくつか書かれていたが、要約すると以下の3つ。

1.洞門手前で手燭台をゲットしてローソクを立てる。
2.洞窟内でローソクに火を点ける。
3.洞窟内の撮影・喫煙は駄目。Are you OK?。

オーケイ。ではいざ参らん!。

洞門手前に置かれている手燭台は80cmぐらいありそうな長い木の板で、先に釘が差してあるのでローソクを差して洞門に向かいます。

洞内入ってすぐの右手に火があるのでローソクに点火します。長い木の棒を持って先に進むワケだけど、ローソクの火がかなり頼りなくゆっくり進まないとスグに火が消えそうになる。

気をつけて進んだつもりだったが20メートルも進まないうちにローソクの火が消えてしまった。

マジか?。

しょうがないので一旦、引き返して再度ローソクに火を点けます。今度は亀のようにジワリジワリっとゆっくり進みます。これ洞内を見て廻った後には「すり足」のスキルが身に付いていそう(爆)。

洞窟内はトコロドコロ明かりを灯しているので、ぶっちゃけローソクの火は点いていなくても普通に見て廻ることができる。というか牛歩のようにゆっくりとしか移動できないのでむしろ足かせ。

でもこれはローソクの火が消えないように見て廻るルールだから。ローソクの火を消したまま見て廻ってもクリアしたことにならないから。そういう縛りプレイだから。っと自分に言い聞かせて火を消さないように慎重に歩を進めます。

洞内は順路に従って進むんだけど、階段があったりして立体的な造りとなっている。また立ち入ることは出来ないんだけど、トコロドコロ横穴とかもあったりして歩ける範囲以外の部分も含めるとかなり広そう。

なんでも沢山の修行僧が長い歳月をかけて掘ったらしいけど、確かにこんなに長いトンネルを手で掘っていくのは大変だわ。

っとか考えながら歩いていたらまた火消えちゃったよ。

オイオイ、またスタート地点に振り出し?。人生ゲームじゃないんだからさ~。

・・な~んてね。実は大丈~夫!。

歩いていてわかった事なんだけど洞内は一定の間隔でお賽銭を入れる祭壇が設けられていて、そこには火があるのだ。

なので万が一ローソクの火が消えてしまった場合は、通過した祭壇まで戻って火を点ければオケーイってワケ。いわゆるゲームでいうセーブポイントみたいなヤツ?(爆)。

ちなみにこの祭壇がある場所は天井も少し高くて、何やら絵が描かれている。今まで歩いてきた左右の壁とかもよくよく見ると仏像が描かれていたりするので注意深く周囲を観察しながら歩いた方がより一層楽しめる。

ローソクの火を見つめながら少しでも消えそうになると歩を止める。そうするとジワリとまた火が復活する。なんかメチャはかない火だけど洞内の空気が薄いのかな~。

気を付けて歩いたけど途中3回も火を消してしまった。これ最後まで火を消さないで行けたら結構スゴイね。なかなかに出来るヤツだと思う。

この日は休日だったけどお客さんも少なくて聞こえる音といえば水のポタリ、ポタリっと滴る音ぐらい。

最後、出口近くの右側の壁には5体の迫力のある五大明王が立体的に描かれていてコレもなかなかの見所。

その後は入洞時に通った長い直線を歩いて出口に出る。ローソクの火の弱さは洞内の空気が弱いからなのかと思っていたけど、外に出ても火の弱さは変わらなかった。そういう仕様のローソクなんだね。

こちらの洞窟は、普段、歩くのが早すぎて一人でどんどん先に行っちゃうような輩に是非行って貰いたい。ローソクの火を消さずに最後まで行けたなら、少しは相手に合わせて歩く優しさを身に付けていることでしょう(爆)。


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↑定泉寺への入口。

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↑定泉寺。

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↑まずは参拝。

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↑受付所で入洞料400円を支払って奥の洞窟に向かいます。

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↑洞門前。

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↑手燭台ゲット!。

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↑洞門。

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↑中はこんなカンジ。

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↑子安地蔵。

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↑小さな地蔵が沢山。


基本情報:

施設名 田谷の洞窟
住所 神奈川県横浜市栄区田谷町1501
駐車場 有り ※1時間500円
備考


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