味美
路地裏のひっそりとしたお店だが料理はセンス良く美味
Aug 12, 2015
↑ピンボケしてますがお店の外観。
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居酒屋 味美(みよし)は秋田市大町にある居酒屋。
お店は秋田駅から西に距離1.6km、徒歩で20分ほどの大町繁華街にある。
夕方6時に関東からやってきた友人と合流し、目的地の味美に歩いて向かう。友人のスマフォの徒歩ナビを使用して目的地までやってきたが、年季の入ったビルがあるだけでお店はおろか辺りに人の気配はない。
「本当にココか~?」などと話しながらウロウロしていると、不意にビルの裏手から一人の恰幅のいいオヤジが現れた。友人が「あの~ここらへんに居酒屋ってあります~?」と聞くと、そのオヤジは「ここらのお店は今日はみんな休みだよ」と言い放った。
休みなら仕方がない。他の店を探そうと2、3歩進んだところで、友人がオヤジの方へ振り向いて「あの~味美っていうお店もこの辺りにあるんですか?」と聞き直した。
するとそのオヤジ、「えっ味美?それならウチだよ。ウチは今日やってるよ。そこの裏手から入っていくとお店あるから」と言いやがってくれました。友人と顔を見合わせ苦笑する。危ない。危ない。あやうくダマされるところだった(苦笑)。
お店の入り口はビルの裏手の狭い路地内にあり、(確か1つだけの)小さいテーブル席は既にお客さんがいたので、入り口に一番近いカウンター席に座る。まずはお決まりの 「とりあえずビールで!」 でビールを頼み、再開の乾杯を交わす。今日の日中は暑い中、男鹿半島でナマハゲ像を見て廻ったりしていたのでビールがやたらと旨い(※当然ながらホテル到着時に缶ビール1本は既に飲んでいる)。
お通しは何のキノコかわからないけどキノコの露煮。クタクタになったキノコがお酒にとっても合います。堪らず日本酒を頼む。日本酒は自分たちが座っているすぐ後ろの木の戸棚の中に置かれていて、大びんからコップに注ぐのではなく小瓶がそのまま提供されるシステムだ。秀吉から始めて高清水と続ける。
最初に注文した料理は刺身盛合せ。大皿の上にはマグロ、サバ、イカ、タコ、タイの計5種が盛られている。照明の光を浴びてつややかに光るお刺身は、一目見て新鮮なものだとわかる。マグロを食べてみるとモチモチと美味しい。日本酒を飲むペースが必然的に早くなっていく。
次に頼んだのがアナゴの白焼き。ふっくらと焼き上げられたアナゴは口の中に入れるとふわっと香ばしい匂いがして ムッフー♪ と鼻息が荒くなる。薬味はワサビと塩が用意されていたがワサビの辛味もまた日本酒を飲むのに合っていたためワサビだけで全部食べてしまった。
あとはアユの塩焼き。以前道の駅で食べたアユの塩焼きが半生でとてもマズかった為、食べずに泣く泣く捨ててしまった苦い経験があるため、恐る恐る食べたのだが、今回はちゃんと焼けていて塩味がしっかりと効いたアユの身はなかなかに美味しかった。
というように美味しい料理に舌鼓を打ちながら飲んでいると、お店の戸口に猫がやってきた。この猫ちゃん、お店の中には入ろうとせずに戸口で飲兵衛のお客たちの様子をじぃ~と伺っている。多分エサをくれるのを待っているのだろうが、戸口で待つとはなかなか礼儀正しい猫ちゃんである。自分含めどの客もエサはあげなかったのだが、路地裏の小さな居酒屋のカウンターで飲む自分達と戸口でじぃ~とその様子を見守る猫ちゃん。ほのぼのとした一場面に自分の顔もついついいつも以上にほころぶのであった。
↑キノコのお通し。
↑新鮮な魚介がズラリっなお刺身盛合せ。
↑穴子の白焼き。ワサビと一緒に食べるとウマーな日本酒に合う逸品。
↑アユの塩焼き。
↑お店の戸口に遊びに来た猫ちゃん。
猫:「おっちゃん達楽しそうやな~。何がそんなにオモロイんやろ?」
↑お店の戸口に遊びに来た猫ちゃん②。
猫:「よ~飽きもせずにペラペラしゃべるわホンマ」
猫:「あっアリンコ見っけ。ベシッ(猫パンチ)。よし一匹撃破!。さて飽きてきたしそろそろ帰るかな」
基本情報:
施設名 |
味美
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住所 |
秋田県秋田市大町5丁目2-28
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駐車場 |
無し
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備考 |
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