岩風呂

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木賊温泉（とくさおんせん）は、福島県南会津郡の山奥にある温泉。約1000年前に発見されたのだそう。

予定が押して木賊温泉には夕方から向かうことになった。近づくにつれ街灯の明かりは数少なくなり暗い夜道をひたすら走る。木賊温泉に着いたのは夜9時前。集落の電気は完全に落ちている。

ナビの指示通りに目的地の岩風呂の場所に到着したが、辺りは真っ暗でお風呂の明かりはまったく見えない。

周囲を見渡してもそれらしい建物はなく、もしかして今日はお休みなのか？とも思ったが、なんにせよこれは見つけるのは不可能だと思った。

とりあえずナビの指示した場所が間違っているかもしれないのでもう少し先まで行ってみようと車を再度走らせた。

途中道路脇でキャンプをしている人達がいたくらいで集落からどんどん離れているカンジでこれ以上進んでもありそうな気配はない。

諦めて引き返す途中でキャンプを楽しんでいる男性二人組に一応念の為に聞いてみた。

「あの～ここらへんに岩風呂ってありますか？」。

すると予想していた答えとは違って、「ここを数百m下った先の河原沿いにありますよ」と答えてくれた。その場所は先程ナビが示した場所だ。

真っ暗でわからなかったがその場所は駐車場で脇に河原の温泉小屋まで降りる道があるらしい。

親切にも夕方自分たちが撮った降る場所の写真を見せてくれ、「暗いからライトを持って行った方がいいですよ」とアドバイスもくれた。ほんとうに何から何まで親切な方たちだ。

先程の場所まで戻って車から降りたら、確かに脇に降り口がある。言われたようにライトで足元を照らしながら降りていくと暗闇の中にポッカリと小屋の明かりが浮かんでいる。

「おっ！ あった！」。一旦はあきらめかけただけに見つけられて嬉しい。

小屋の入り口に置かれている小箱に入浴料200円を入れて中に入ると夜9時頃だと言うのに、上の道路沿いには人っ子一人いなかったのに、この場所には少なくとも10人以上の結構な数の入浴客がいて賑わっていた。

脱衣所に目隠し板はなく入浴客の正面で脱ぐことになるので少し気恥ずかしい気もする。女性の場合は小屋横に脱衣所があり見えないようになっているので安心だ。

この日は女性客も一人いてタオルを巻いて入浴していた。皆さん仲良く談笑していたが、すぐ近くの井筒屋旅館に宿泊している団体さんだろうか。

翌朝小雨が降る中、再度訪問したら入浴客は一人いるだけであった。その入浴客のおっちゃんと少しお話したところ、この温泉には時々来られるそうでお昼時はいつ来ても混んでいると言っていた。

そしてこの先の檜枝岐村では年に数回農民歌舞伎の踊りがあるとか、この近くの豆腐屋は豆腐がデカくて堅くて美味しいよとか地元ディープな情報をイロイロと教えてくれた。

次回またコチラに来ることがあれば、そのデカくてウマいらしい豆腐を是非食べてみたいと思った。

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2015/9/19（土）2回目

今回、木賊の岩豆腐を食べに来たついでに岩風呂にも寄った。

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2015/9/19（土）泉屋豆腐店

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※こちらのお店は閉店しています。

泉屋豆腐店は木賊温泉岩風呂から車で5分ほどの場所にあるお店。

以前、木賊温泉岩風呂で入浴客のおっちゃんが美味しいと言っていたので、食べに来た。

お店は木賊温泉から更に5分ほど奥に進んだ場所にある。※シルクバレーバーベキュー場を通り過ぎた辺り。

豆腐1丁250円を購入。渡された袋はズシリッと重い。次の目的地に向かって北上する途中の河原で食べることに。

豆腐は縦10cm、幅7cm、そして高さが9cmととてもデカい（特に高さが）。これで250円って安いよな～と思いながら、家から持参してきた花かつおと醤油をかける。

なんか顔面から血を流しているかのような見栄えになってしまったが、気にせずに箸を入れる。スーパーで売られている木綿のようにスンナリとは入って行かず、箸でちぎるというカンジだ。

食べてみると身がギュッと詰まっていて一口一口しっかりと噛んで食べる豆腐で胃にズシッ、ズシッと溜まっていくのがわかる。

しっかりと味わいながら食べると大豆の素朴な味を感じる。この堅さといい食感といいチーズとかでこんなのありそうだな。

食べる前からわかっていたことだが、一人で食べるにはやはり量が多すぎた。一度の食事でこんなに豆腐を食べたのは初めてだ。味にかなり飽きてしまったがなんとか完食。もう当分豆腐はいい・・・。

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