那須温泉 鹿の湯
温度の異なる6つの湯舟に順に入る
Aug 7, 2015
↑鹿の湯。
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鹿の湯は栃木県那須町にある温泉施設。
鹿の湯の起源は西暦700年前後。マタギが撃った鹿を追いかけたところ、この湯で傷を癒す鹿とこの温泉を見つけたという。それ故に「鹿の湯」と名付けられたといわれている。
浴場入口近くにはかぶり湯があり、奥にはそれぞれ湯温が異なる湯船が6つある。
ボディーソープなどは置いておらず、かぶり湯で体を清めてから湯船に入るシステム。
6つある湯船は手前が41℃と42℃、中央が43℃と44℃、奥が46℃と48℃となっている。
おススメの入浴方法は6つの湯船を1つずつ順番に入っていくのが良いらしいが、全部入っているとのぼせてしまいそうなので、42℃、44℃、46℃という順で入ってみた。
42℃は体がじっくり温まるちょうど快適な温度で気持ちいい。44℃は結構熱くて1分とは浸かっていられない。46℃は最初手で触ってみるとかなり熱くて入れそうもなかったので、横にあった湯もみの板で5回程湯をかき混ぜて湯を慣らした。
そうすると熱いながらもソフトな湯あたりになってなんとか入ることができた。でもやっぱり熱くて10秒程浸かるのがやっとだったが。こんなんでは48℃の湯船は熱すぎて到底入れそうにもない。
お湯は白く濁った硫黄泉で肌にピッタリとフィットしてくるカンジが堪らなく良い極上の湯だ。でもお湯の力が相当に強いので長時間浸かると後でドーンと疲労が出てしまうので注意されたい。
いつもは人が多過ぎてイモ洗いならぬイモ煮状態になってしまう事が多いのだが、今日は自分以外に3人ほどしかおらずゆったりと湯を堪能できた。
また入浴後2週間ぐらいはお肌の調子がよかった(※自分は男性だがとりあえずメモっとく)。
↑建物外観。
殺生石
鹿の湯の道路挟んで反対側には殺生石なるものがある。
殺生石には昔、この地を荒らしまわった九尾の狐が退治された後も巨石となって周囲に毒気を放ち、人や鳥獣など近づく全てを殺し続けたという言い伝えがある。
1689年にこの地を訪れた松尾芭蕉は「奥の細道」に次のように記している。
「殺生石は温泉の出づゆ凸陰(やまかげ)にあり。石の毒気いまだ滅びず、
蜂、蝶のたぐひ真砂(まさご)の色の見えぬほど重なり死す。」
この事から300年少し前には相当の火山性ガスが発生していたことがわかる。
その当時の名残は残っており、殺生石のあるこの辺りはゴツゴツとした岩場が広がっており、硫黄の匂いが立ち込めている。
↑駐車場近くから見た殺生石までの風景。駐車場から300mほど歩いた突き当りに殺生石はある。
↑道途中にある沢山の千体地蔵。
↑殺生石。
基本情報:
施設名 |
那須温泉 鹿の湯
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住所 |
栃木県那須郡那須町湯本51
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駐車場 |
有り
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備考 |
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