恐山
比叡山、高野山とともに日本三大霊場に数えられる地
Aug 10, 2015
↑恐山。
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恐山は青森県の下北半島にある曹洞宗系のお寺。862年に3代目座主・慈覚大師(円仁)によって開山された。
※慈覚大師は他にも山形市の立石寺や平泉の中尊寺などたくさんの山寺を開いていることでも有名。
高野山、比叡山と並んで日本3大霊場の1つとして数えられ、パワースポットとしても有名である。
駐車場に車を停めて外に出ると硫黄の匂いがする。正門をくぐり抜け中に入ると広く真っすぐな参道が奥へと伸びている。地蔵殿にて参拝。
さて、ここからが本番。地蔵殿の裏には地獄と呼ばれる荒涼とした大地が広がっているのだ。
ゴツゴツとした白く酸化した大地の所々に無数の小さい仏像と風車が置かれており、風でカラカラと回る風車はなんだか少し物悲しさがある。死生観とか無常観とかそういうものについ思いを馳せてしまう。
最初は決められた順路を歩くのだが、奥まで行くと開けた大地が広がっており、その先にはキレイな宇曽利湖(うそりこ)がある。
宇曽利湖はキレイなブルーの色をした湖で奥には山々の連なりが見える。昔の人はあの山々を見て極楽浄土と思ったらしい。
この日は、極楽浜に一輪のお花が植えてあり、こちらも何だかうら悲しく何か考えさせられる風景であった。
一通り地獄を見た後は、敷地内の無料の温泉に入ります。お湯は硫黄泉で湯温は約43℃くらいと結構熱め。
湯船に体を沈めていると体に溜まったこの世の汚れをこの熱い湯が浄化してくれるようだ。
小屋は通気をよくするために小窓が開いており、立ち上がると外から丸見えだ。自分も女性の参拝客と目が合って慌ててまた湯船に体を沈めた。
汗を流してサッパリしたので外に出ると、入り口脇でアイスクリームが売られていて行列ができていた。風呂上がりにコレは丁度良いと思って自分も買って食べてみたら昔懐かしい味がした。
↑恐山入口の総門近くの6体の仏像。強力な呪文を唱えていそうな雰囲気。
↑総門。
↑総門から中門へと続く道。
↑中門。
↑中門両脇を守る吽形(左)・阿形(右)の像。目は少し怖いけど、腕の筋肉の筋は力強くてカッコいい。
↑地蔵殿。
↑地蔵殿の裏にはゴツゴツとした岩場の風景が広がる地獄がある。
↑みたま石。
↑水子供養の像がある場所。沢山の風車が印象的。
↑水子供養の前に積まれた石にはメッセージが書かれているものも。自分もそっと手を合わせてご冥福をお祈りしました。
↑メッセージが書かれた大石。
「人はみなそれぞれ悲しき過去もちて賽の河原に小石積みたり」と書かれている。
↑地獄を抜けた先の風景。
↑この世とあの世を結ぶ極楽浜(「宇曽利湖」うそりこ)。
↑境内にある無料の温泉小屋。中門を通り過ぎて右側に男湯、左側に女湯がある。
↑硫黄温泉で湯温は高め。
↑境内から外に出たら入り口横でブルベリーアイス250円が売られていた。温泉でひとっ風呂浴びた後のアイスは格別に旨い。ちなみに+50円でトリプルにできる。
基本情報:
施設名 |
恐山温泉
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住所 |
青森県むつ市田名部宇曽利山
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駐車場 |
有り
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備考 |
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