三彩館ふじせい


フタを開けたらビックリ。こ、これは・・・お餅の宝石箱や~ヽ(*´∀`)ノ !

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Aug 14, 2015
写真
↑ひと口もち膳。

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ひと口もち膳の三彩館ふじせいは岩手県一関市にあるもち料理のお店。

一関市のもち文化の始まりは江戸時代からで、毎月、初日と中頃に、平安息災を祈ってもちを神様にお供えする習慣から。

お店には夕方6時ごろ訪問した。車でナビが指示した場所を通ってみるがそれらしい建物がない。一旦、車を駐車場に停めて、歩いて探しに行ったら見つかった。

洋風のオシャレな建物で看板もちゃんと出ている。もち料理のお店なので勝手に古民家風の建物だと思い込んでいたが、こんなフランス料理とか出していそうな雰囲気のお店だとは意外すぎだ。

カウンターに座ってメニューを軽く見た後、予め決めておいたひと口もち膳を注文する。待つ間店内を見回してみたが中も外観同様に洋風でオシャレな作りになっている。

待つこと10分ぐらいで料理が運ばれてきた。盆の上にはひと口もち膳の大きな重箱と雑煮とお新香が載っている。 女性の店員に重箱の蓋を開けてもらう(※自分が開けてもらうように頼んだのではなくそういうシステムなのだ)。

パァァーー♪

と色鮮やかな9種の小鉢が目に飛び込んでくる。 茶、緑、白、クリームなどいろんな色があって見た目に美しく自然とテンションは高まる。

箸を手に取ってみるがどれから食べようか迷ってなかなか決まらない。 まずは右下の茶色い「じゅうねもち」から食べてみる。ゴマ味に渋味が加わったような味で美味しい。次に真ん中下の「ずんだもち」を口の中に運ぶ。

「むっ?!う、美味い」

枝豆を完全に潰していない為、所々に粒々の食感を味わえる。味も砂糖と塩しか使っていない為、枝豆の美味しさを邪魔しない素朴な味だ。 なんでもこのずんだ餡は枝豆をゆでて薄皮を剥ぐところから作っているらしい。どうりで滅法うまい訳だ。

この他にも小さな沼えびを炒ってだし醤油で味付けしたものや刻んだ椎茸に根ショウガのおろし汁を加えたものなどが美味しく、そして楽しく食べられた。

※ただ全体的に甘い餅が多いので、しょっぱいものと交互に食べていかないと少し飽きるかもしれない。

そして最後の締めに雑煮を食べたのだが、具に大根を千切りにしたものがたくさん入っておりシャキシャキと食感が良い。そして鰹と昆布のあわせ出汁の汁は山の雑煮というカンジで、 そのホッとする味わいは五臓六腑に染み渡る。コレ、冬の寒い時期に食べたら相当旨かろう!というものであった。

見た目に華やかで心にも残るもち尽くし料理。大事な記念日や誰か大切な人のお祝い日などに一度訪れてみてはいかがであろうか。


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↑お店の外観。

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↑店内の様子。
古民家風なお店を想像していたが想像とは違いシャレオツな建物であった。

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↑広いカウンター。

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↑ひと口もち膳。


色目鮮やかな9つの小鉢が入っている。では一品ずつ順に見ていこう。

写真 じゅうねもち。じゅうねは、シソ科のエゴマの実。すりつぶしたものを砂糖、塩で味付け。
写真 ずんだもち。枝豆をすりつぶしたものを砂糖、塩で味付け。
写真 えびもち。小さな沼えびを丸ごと炒って、だし醤油で味付け。
写真 くるみもち。鬼ぐるみをすりつぶしたものを砂糖、塩で味付け。
写真 大根おろし。甘酢で味付け。箸休めの一品。
写真 ごまもち。黒ごまをすりつぶしたものを砂糖、塩で味付け。
写真 納豆もち。醤油で味付けし、薬味はネギ。
写真 あんこもち。こしあん。「もち本膳」の作法では一番最初に食べる。
写真 しょうがもち。椎茸に、根ショウガのおろし汁を加えてとろみをつけたもの。
写真 雑煮。鰹と昆布のあわせ出汁。最後の締めくくりに食べる。


基本情報:

施設名 三彩館ふじせい
住所 岩手県一関市上大槻街3-53
駐車場 有り
備考


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