湯の花プリンスホテル

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コチラには土曜の16時頃訪問したのだが、今日の箱根の山は霧が深く立ち込めていて、道がよく見えずに運転が怖かった。

フロントで入浴料を支払った後、長い廊下を何度か曲がりながら浴場へと向かう。

こちらのお風呂は大き目の内湯と露天がそれぞれ1つずつある。洗い場は石鹸、シャンプー類は完備。 脱衣所にはロッカーはないので、貴重品はホテル受付横の貴重品ロッカーに預けることになる。

露天風呂は乳白色の硫黄泉で湯温は39～40度ぐらいと長湯しやすい温度。

周囲は自然の木々で囲まれているようだが、今日は深い霧でよく見えない。

自分以外に4人程入浴客がいたが、皆静かに入浴していて、聞こえる音といえば、温泉が湯船に流れ落ちるドポドポポ・・・という音だけ。

お湯は質量のある優しい肌触りで、湯のゆらぎが体の隅々まで揉み解してくれる。

少し熱くなってきたので、湯船の淵の岩に座禅を組んで座ってみる。

この深く立ち込めた霧の世界で、皆が思い思いに湯で体を癒している。 ここは夢か現か。まるで現実世界から切り離されたかのように空間であった。

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