ナイルレストラン


日本最古のインドカレー店で混ぜカレーライスを食べる

ジャンル:カレー

Jun 25, 2016
写真
↑ムルギーランチ。

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ナイルレストランは銀座にあるインドカレーのお店。日本で初めてインドカレーを始めたお店である。現在は2代目ナイルさんが切り盛りをしている。

14時過ぎという少し遅めのお昼に訪問したが、お店の外には2組ほどの待ちがある。自分も後ろに並ぶが10分くらいで店内に入ることができた。

お店は2階もあるが、案内してくれたインド人のおじいちゃん(初代ナイルさん)の指示で、この日は1階の銀座マダム風の女性と相席させて頂くことになった。

※そう広くない店内(1階)には1人で来られている女性が2人程いた。女性に人気のあるお店なのかな?

着席すると間髪入れずに ムルギーランチ? って聞いてくる。当然、ムルギーランチを頼むんだよね? っていうカンジの自然な問いかけだ。

予め頼もうと決めていたので ハイ と答えて、あとビール・・って言いかけたところで、間髪入れずに、インドビール?って聞き返されてしまった。

再度、 ハイ と答える。多分、ビールを頼む人のほとんどはインドビールを頼むのだろう。でも日本人なら大体、最後まで聞く人が多いが、 やはり合理的な考え方をするインドの人らしい。

2分くらいで運ばれてきたのはゴールデンイーグルというインドビールと薄く焼き上げた白いせんべい。

インドビールは特にインドらしさは感じられなかったが、おせんべいはパリッと割って食べるとほのかに薄い塩味がしてなかなかおいしく、ビールのおつまみにピッタしだった。

7分くらいで運ばれてきたムルギーランチは、サフランライスとその上に炒めたキャベツ、ルーと中には鶏の骨付き肉とマッシュポテトが入っている

鶏の骨付き肉はインド人のお兄さんがナイフとフォークで手際よく骨を取り除けてくれる。

このムルギーランチは全部を混ぜて食べるのが正しい食べ方らしいのだが、混ぜる前にまずはそれぞれ食べてみることにした。

ルーを一口食べてみると、事前に聞いていたほどは辛くはない。炒められたキャベツはシナシナの食感。 岩手県産のお米を使用しているというサフランライスはモッチリとしてかなり柔らか目に炊かれている。鶏肉はまあ普通。マッシュポテトはペースト状のもの。

・・という全体的にあまりパッとしない印象。次に全部混ぜてみる。

コネコネ、コネコネ、コネコネ・・

じっくりコネコネして完璧に混ぜ合わせる。見た目は・・少し汚い。まるで飲み過ぎた後のXXXみたいだ。←ピーーピッピッピッアウト!

ひと口食べてみる。うん、さっき個別に食べた時よりはるかにイイね。 香辛料たっぷりのルーは混ぜることによって、何故だか味の深さがより際立つように感じる。

柔らかめのライスもマッシュポテトとよく合わさって優しい食感だ。

普通のカレーライスを食べる時に、ジャガイモが入っていたらスプーンで必ず潰して食べる派なのだが、 マッシュポテトがたくさん入ったこの味はどこかそれと少し似ている。

混ぜられたカレーの見た目は良くないけれど、自分で混ぜたモノなので抵抗感なく食べられる・・と思う。

この混ぜご飯ならぬ混ぜカレーライス。ナイルさんの故郷のおふくろの味なんだろうか? 香辛料たっぷりだけど、優しい味わいのどこかホッとする味であった。

PS:このカレーのせいかわからないが、翌日の朝はなんだか体調が良かった。


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↑ゴールデンイーグルとせんべい。

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↑せんべいはパリッパリに薄く焼かれている。

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↑ムルギーランチ(鳥解体前)。

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↑ムルギーランチ(鳥解体後)。

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↑アップ(混ぜる前)。

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↑完全に混ぜた状態。

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↑アップ(混ぜた後)。

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↑鶏肉 アップ。

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↑お店の外観。


基本情報:

施設名 ナイルレストラン
住所 東京都中央区銀座4-10-7
駐車場 無し
備考


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