お多幸本店

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お多幸は東京おでんのお店で、大正12年（1923年）創業の老舗。ご飯の上におでんダネの豆腐をまるごと一丁乗せたとうめしが有名。

とうめしのこのビジュアルを初めて見たとき背筋にビビっと衝撃が走った。

豆腐をご飯の上に乗せてハイ終わりってなんちゅ～雑な料理や！でもこういうの個人的に大好きだわ～(o^^o)。

お店には土曜日の開店16時の10分前に到着した。なんか入れそうだったので入ろうとするともうしばらくお待ち下さいとのこと。サーセン。外でおとなしく待ちます。

開店時間になり、カウンターに座り、メニューの一枚目にあったビールセットを頼む。これは1080円でビールとおまかせおでん3品がついてくるというもの。

運ばれてきたビールを飲んでいたら、すぐにおでんが運ばれてくる。おでんの内容は大根、こんにゃく、・・そして豆腐の3品。

やっちまったー、後でとうめしを頼むつもりなのに豆腐カブリしちゃったよ。だよなぁ～お任せっていったら名物とうめしの豆腐が出てくる可能性高いよなぁ～。お任せの内容を聞いておくべきだったな。

痛恨のミスに顔をシカめながらも、おでんを見てみると、さすが東京おでんだけあって見た目の色が黒いね。

関西圏の人から見たら何故ここまで黒くするのかと思うかもしれないが、関東人の自分的には黒ければ黒いほど美味しそうに見えるから不思議だ。

気を取り直して、まずは豆腐を食べてみる。

あっ美味い。

豆腐はトロトロで辛目のおでんつゆがよく染みていて美味い。これは日本酒が飲みたくなる。

ということでビール飲み始めたばかりだけど、日本酒の菊正宗を注文。

次に大根を食べるとコチラもトロトロ。柔らかい大根を食べて、運ばれてきた日本酒をグビっと飲むと、辛口の菊正宗が柔らかい大根とよく合って、しみじみと美味い。

追加のおでんダネを頼もうとメニューを見ると、おでんの種類は多く値段も明記しているので安心して注文できる。

おでん以外にもメニューは多く、お酒の種類も充実しているので使い勝手も良さそうだ。

二皿目に注文したおでん種はこぶまき、たけのこ、ごぼうまきの3つ。

たけのことこぶまきはツユが染み込みすぎていて、ショッパ辛い。特にこぶまきは中身が魚ではなく大根？だったので少しガッカリ感が残った。

三皿目に注文したのはたまごととまと。とまとはメニューに値段が書いていなかったので、店員さんにいくらなのか聞いてみると400円とのこと。※季節で変動すると思われる。

追加で焼酎の幻の露も注文。

たまごととまとは別皿で出される。たまごもおいしかったが、何といっても良かったのはとまと。

とまとは深めの皿に皮をむいた状態で1個まるごと入っており、おでん鍋で煮込んだとは思えないほどキレイな見た目。

箸でワリホグして食べてみる。口の中に入れた瞬間、フワッと温かくトロけて絶妙な味。少し酸味があるのもまたイイね。

そして最後は、とうめしで〆ることにした。とうめしはご飯の上に豆腐一丁がまるごと乗っており、どこから食べたらいいのか悩むほど360度死角なし。どこから箸を入れればいいねん！ってカンジ。

まずは豆腐のみを食べてみる。先ほど食べた豆腐と同じモノだが、美味しいので飽きたカンジはしない。

そして豆腐とご飯を一緒に食べてみる。おでんつゆの染みこんだ柔らかい豆腐と、ダシで堅めに炊かれた茶色のご飯は意外なほどよく合う。

これは旨い。つゆだくなのでサラサラと食べやすいのもいいね。

今回食べた中で美味しかったのはおでんダネでは豆腐、大根、とまとが抜群。たまごとごぼうまきもナカナカ。後は当然とうめしも旨かった。

こちらのお店のおでんつゆは少ししょっぱ辛いので、味が染み込みにくいモノの方が良さそうだ。

次回訪問時は今回美味しかったモノに加えて、ちくわぶ（※頼む人が多かった）、じゃがいも、しらたき当たりも注文しようかしら。

御馳走様でした。

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