妙乃湯

コメント：

妙乃湯（たえのゆ）は秋田県仙北市にある温泉旅館。乳頭温泉郷六湯の一つ。

こちらは鶴の湯、黒湯と並んで人気のある温泉。

受付で入浴料800円を支払い浴場へ。浴場へ向かう途中には淡い照明が置かれていたりお香の匂いが微かにしたりして、秘湯の温泉場にしては洗練された雰囲気。

男女別の入口前に貴重品入れあり。脱衣所はかごタイプ。脱衣所はそんなに広くはないんだけど少しアジアンテイストな造り。

洗い場はシャワー、ボディソープ、シャンプー完備。アメニティ類は泡立ち良く質の良いもの。とても使いやすくてMy風呂グッズは出番なし。

内湯のお風呂は2つで、手前側の銀の湯は1.5x4mの横長タイプでお湯は透明な単純泉。湯温は39～40度の長湯できる温度。

奥側の金の湯は4m正三角形の少し変わったカタチをしており、お湯は茶褐色の鉱泉湯。湯温はこちらも39～40度の長湯できる温度。コチラは上に少しすき間があるので半露天になるのかな？。

またコチラには木で作られた（変わったカタチの）椅子？というか背もたれが3つほどあり寄りかかりながら入浴する事ができる。

内湯はそんなに広くはないんだけど、ほぼ全て木で作られているのでホッと和む雰囲気がありますね。

内湯から露天に向かう途中には鉄の柵があって、その先は女湯側からと一旦合流し、その先が混浴露天風呂になっている。

混浴露天風呂も茶褐色の湯と透明な湯の2つ。すぐ目の前に大きな滝が流れています。

茶褐色の妙見の湯（みょうげんのゆ）は3x3.5mサイズで湯温は40度ほど。

透明な湯は内湯と同じ銀の湯という名前だがこちらが源泉なのだそう。湯船は1.5m正方形で湯温は37～38度ぐらいかな？。5月頭のこの時期はまだ少し寒くて寒ヌル気持ち良いw。

目の前には先達川（せんだつがわ）が流れており、3段の滝になっている。川幅広く水量が多いのでゴゴゴゴォ～という音がして迫力があります。

最後は内湯の金の湯に再び入ることに。背もたれに体を預け、足を組み腕組みもしてさながら昭和の文学徒みたいにカッコつけながらじっくり浸かる。う～む良い温泉だ(ﾟωﾟ)。

全体的に湯温は39～40度の長湯できる温度に設定されていて、たまたまかもしれないけど今日の外気温とのバランスが丁度良かった。

この絶妙な温度管理やアメニティ類、雰囲気の良さには女性的なセンスを感じる。


お風呂が良かったので急遽、こちらでお昼を食べていくことに。

お昼のメニューは稲庭うどんセット1200円とお昼のお膳2500円、おにぎり400円。あと新メニューだという比内地鶏入りの稲庭うどん1650円の4種類のみ。※全て税別。

少し迷ったが、稲庭うどんセットとおにぎりを注文。

お食事処は窓際にカウンター席が設けられており、窓ガラスが大きいので解放感あります。

運ばれてきたものは予想していたよりずいぶんと豪華な見た目（笑）。

薬味などの種類が多くてネギ、みょうが、海苔、ワサビ、ゆず、いぶりがっこ、福神漬け、ふきのとう、鰆が乗っている。

稲庭うどんは佐藤養助のうどんを使用しているらしいが、コシがあって旨い。佐藤養助のお店で食べるよりも若干硬めの湯で具合だがコレはこれで旨い。

おにぎりは昆布巻きと塩にぎりの2つでいぶりがっこが添えられている。昆布巻きは塩なし。塩にぎりもかなり薄味で米そのものを楽しむカンジなのかな？。

自分には少し薄味過ぎたので稲庭うどんの薬味と一緒に食べました。※薄味な事自体はキライじゃないです。

食事も美味しくて満足。宿の人達の対応も柔らかいし、素晴らしい温泉旅館だった。そんなに大きくない施設にも関わらず乳頭温泉郷で人気が高いのにも納得です！。

基本情報：