法師温泉 長寿館


木の温もりが心地よい総ヒノキ造りの大浴場

ジャンル:温泉

Feb 14, 2017
写真
↑駐車場の辺りからの風景。

コメント:

法師温泉 長寿館は群馬県利根郡みなかみ町にある温泉旅館。混浴内湯の法師乃湯が有名。

法師温泉には2月の平日の11時半頃に訪問した。山奥にあるので辺り一面雪景色。

受付で入浴料1000円を支払い、奥の法師乃湯(内湯)に向かう。

脱衣所で服を脱ぎ、引き戸を開けると、中には2m正方形の湯船が4つ均等に配置されている。

総ヒノキ造りの鹿鳴館風の大浴場は天井が高くて雰囲気がある。なんでも明治時代の建築で1世紀以上の歴史があるらしい。

カランで湯船から湯をすくってかけ湯をして、奥の湯船から入ってみます。※一応石鹸も置かれていた。

湯温は36~37度くらいで、少し肌寒いカンジ。次に入り口側に1つだけある湯口の辺りは39~40度くらいで適温に近い。どうやら奥に行くほどヌルくなっているみたい。

お湯は無色透明のカルシウム、ナトリウム硫酸塩泉でサラサラとした肌ざわり。

それぞれの浴槽には3mほどの長い丸太が1本置かれていて、1つの浴槽を半分にしきっている。入浴客はこの丸太に頭を乗せて湯を楽しんでいる人もいる。

湯底には砂利が敷かれており、所々ふぞろいの大きな石も配置されているので腰掛けることもできる。

3方の壁と天井には明かり採りの窓があるので閉塞感はない。また三方に設けられたランプの明かりと正面入り口上にある大きな提灯の明かりが色気のある雰囲気を醸し出している。

頭を上げて上を見てみると、10mほどもある巨大な1本木の丸太が♯のカタチに組まれており、立体的で迫力ある。

この日は入浴客が10人ほどいたが、皆静かに湯を楽しんでいる。目を閉じると聞こえてくるのは、湯口から流れ出るトポトポトポっという音だけ。

1時間ほど入浴したのだが、湯温がヌルメに設定されている為か上がる入浴客は1人もおらず、自分が一番早く出たのであった。

こんな雪深い場所までわざわざ来るぐらいだから、皆さんよほどの温泉好きなんだろう。

雪深い山奥でゆっくりと極上の湯を楽しむ至福の時間であった。

注1:基本的に水曜日が定休で他にも不定休が時々あるので一度電話で営業を確認するのが無難。

注2:法師温泉手前5kmからは除雪が完全にされてないので、冬場のスタッドレスは必須です。


写真
↑左が本館、右が法隆殿。

写真
↑つららがいいカンジ♪。

写真
↑入口。ポストがいい味出してますね。

写真
↑入口入ったトコロはこんなカンジ。

写真
↑この廊下を歩いて湯舟に向かいます。

写真
↑法師乃湯。※パンフレットの写真より。


基本情報:

施設名 法師温泉 長寿館
住所 群馬県利根郡みなかみ町永井650
駐車場 有り
備考


写真←マップで場所を確認する

写真 ベルセルク 1 (ヤングアニマルコミックス) Kindle版


前の記事:次の記事:
写真
ワールド麺ロード
写真
永井食堂