御陣乗太鼓


激しく踊り狂う鬼の狂宴は一度見てみる価値あり!

ジャンル:踊り

Apr 30, 2016
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↑御陣乗太鼓。

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御陣乗太鼓とは石川県輪島市に伝わる民俗芸能。

様々な顔の鬼たちが,中央の大太鼓を入り乱れながら叩き合うというモノ。

輪島キリコ会館の広場では定期的にこの御陣乗太鼓のパフォーマンスが無料で行われている。時間は夜20時30分から20分ぐらい。

開園時間の20時半になると照明が消えて、夜叉面の鬼がヌゥ~と現れて太鼓を叩き始める。次第に叩き方はピッチを上げていき、スゴイ速さで連打しはじめる。

しばらくすると叩く速さは普通になり、そこに左から女幽霊面の鬼、右から爺面の鬼が、またしてもヌゥ~と現れて、3体で一緒に太鼓を叩き始める。

そしてまたもや叩き方のピッチは上がっていき、スゴイ速さで連打しはじめる。

3体の鬼が気が狂ったかのように太鼓を叩く。その鬼気迫る迫力はホントの鬼の如し。

しばらくすると女幽霊面の鬼と爺面の鬼はスゥ~と消えて、闇から達磨面の鬼が現れて、夜叉面の鬼と一緒に叩き始める。

達磨は終始、独特な動きで会場にニラミをきかせて恐怖心をあおってくる。

その後も鬼が出たり入ったりして、最後は5体の鬼全員で叩き乱れる。

最後は鬼全員で決めポーズを取って終了。この決めポーズはちょっと可愛くてホッコリとした。

20分という短い時間であったが、とても迫力のあるショーであった。太鼓を叩く技術だけじゃなくて、鬼それぞれの個性的な動きも面白い。

これは本当に能登半島の伝統芸能だ。自分の心のアルバムにしっかりと焼きつけられた。まだ見たことのない人は是非一度見て欲しいと思う。


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↑御陣乗太鼓開演前。輪島キリコ会館の広場で上演されます。

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↑鬼登場。

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↑スゴイ速さで叩いている。

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↑2体の別の鬼が乱入してきた。

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↑乱入して来た鬼も一緒になって太鼓を叩き始める。

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↑気が狂ったかのように激しく叩いている。

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↑新しく現れた別の鬼との叩き合いが始まる。

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↑最後らへんは全ての鬼が登場して暴れまわる(※太鼓を叩く)。

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↑最後は鬼全員でポーズを取って終了!。迫力あって面白かった~♪。



輪島キリコ会館


キリコとは背の高い長方形の燈籠(トウロウ)のこと。大きいものだと高さ15メートルを超える大型のものもある。

キリコ祭りとはこのキリコが担ぎ出される祭りのことで、7月から10月にかけて能登半島全域に渡って数多く行われている。

その数はなんと200回で、総計700~800基のキリコが担ぎ出されるのだという。

キリコ会館でキリコを見た後、同館で買った輪島サイダーをすぐ裏手にある海を見ながら飲んでいたら、瓶口に風が当たって

ボ~ ボボボ~

という音色を奏でだし、まるで昨日見た御陣乗太鼓を叩いていた鬼達が鳴いているかのようだった。


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↑建物の外観。

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↑キリコ。イルミネーションが刻々と変わってキレイ。

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↑前面には3文字の漢字が書かれいる。なんでもこの漢字にはそれぞれ意味が込められているらしい。

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↑輪島サイダー。海を見ながら飲んでいたら風が瓶口に当たってボ~ボボボっと音を奏でだした。


基本情報:

施設名 輪島キリコ会館
住所 石川県輪島市マリンタウン6-1
駐車場 有り※37台
備考


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