首都圏外郭放水路
春日部市の地下に存在する巨人の神殿
Sep 5, 2017

↑首都圏外郭放水路。
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首都圏外郭放水路(しゅとけんがいかくほうすいろ)は埼玉県春日部市にある排水施設。
中川流域は利根川、江戸川、荒川の大河川に囲まれ、水がたまりやすい皿のような地形になっているため、大雨で川が洪水になるたびに浸水被害に悩まされてきた。その為、雨水が一気に川へ流れ込むのを防ぐ目的でこの施設が作られた。
機能は中川、倉松川、大落古利根川など中小河川の洪水を第5~第2立坑で一旦、地下に取り込み、地底50mを貫く総延長6.3kmのトンネルを通して水流を弱めて江戸川に流すという仕組み。これは世界最大級の地下放水路である。
2週間ぐらい前に見学の予約を入れて訪問した。
まずは駐車場目の前にある龍Q館で受付を済ませ。時間になったらまずは施設の案内が5分ほどあり、それが終わった後、一旦、外に出て排水機場まで3分程歩いて向かいます。
立ち入り禁止の扉を開けて中に入ると、ひんやりとした空気が流れている。
階段で下に降りていくのだけれど、降りる途中にすでに柱が見える。
でけぇ!。
大きな柱が何本も立っているのが見えるのだが、はるか底から天井まで続く柱はとても長い。
なんでも柱は高さが18mもあるらしく、長さは7m、幅は2mもあるらしい。それが等間隔に何本も奥までずらっと立っているのだ。
高さ18mっていったらRX78ガンダムとおなじ高さだな。お台場にある等身大ガンダムを見られた方はその大きさに驚かれたと思うが、そのガンダムが何体もずらっと立っているよと言えば想像しやすいだろうか?。えっ!想像しづらい?。
その見た目はまさに神殿。それも人間ではなく巨人の為の神殿といったカンジ。
内部は照明がついていて明るい。下まで降りると職員さんがまた5分ほど説明してくれる。
それによると神殿施設の大きさは幅78m、長さ77m、高さは18mの広さがあるとのこと。
柱が続く方向とは反対側のすぐ目の前には第一立坑の大きな穴が開いており、更に50mの深さがあり、直径10mのトンネルとつながっているとのこと。
はるか下の方からゴウンゴウンっという音が聞こえてくる。
洪水時は半分ぐらいまで水で埋まるとのことで、放水が終わった後は残った土砂や泥を(ブルドーザーなどを使って)人の手で掃除するらしい。この広さを掃除するのは大変そう(^_^;)。
説明が終わった後は自由行動の時間なんだけど、移動できる範囲は思ったよりも狭い。
15時40分ぐらいになると、見学終了で最初の集合場所の龍Q館まで戻ってアンケートを書いて終了という流れ。
見所は思ったよりも少なかったけど、迫力は想像通りだった。一度は見ておいても損はないかも。

↑龍Q館。

↑放水路の説明パネル。

↑放水路がある地下へと続く扉。

↑こんな階段を降りてきました。

↑首都圏外郭放水路。

↑柱は横からみるとこんなカンジ。

↑柱に貼られたポンプ停止水位。

↑端の方はこんなカンジ。

↑清掃用のブルドーザーは天井から降ろすらしい。

↑別角度からパチリ。

↑すぐ目の前にある第1立坑。

↑アップ。ここから更に50Mほど下までの深さがあるらしい。

↑各河川から(第5~2)立坑へはこんなカンジで流れ込む(※パンフレットより)。

↑放水路の上はグランドとして有効活用されている。
基本情報:
施設名 |
首都圏外郭放水路
|
住所 |
埼玉県春日部市上金崎720
|
駐車場 |
有り
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備考 |
※地下見学会は要予約
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