鍵屋


創業1857年の古き良き居酒屋で今年一年を振り返る

ジャンル:居酒屋

Dec 22, 2018
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↑カブトビールの絵。

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鍵屋(かぎや)は東京都台東区根岸にある居酒屋。鴬谷駅から徒歩5分。

創業は1857年と160年以上の歴史があるお店。※昔は酒屋さんで角打ちで飲ましてくれていたそう。

お店には夜の20時前に訪問した。この時間なら比較的空いているかなっと思ったけど、引き戸を開けてみるとお客さんで一杯。

うへっ、無理?。って一瞬焦ったが、カウンターが1席分空いていてなんとか座ることが出来た。ギリギリセーフ。ホッ。

12人ほど座れるカウンターに座って、瓶ビールを注文。サッポロとキリンがあるというのでキリンでお願いする。料理は合鴨塩焼き610円と煮やっこ610円を注文。

店内はランプの淡い光に、目の前の燗立て器から出る蒸気、入り口近くの焼き場で焼かれる串焼きが奏でるジューっというメロディーが相まって雰囲気ある空間となっている。

なんだ?、この誰もが憧れるような理想的な居酒屋空間は?(笑)。

煮やっこはステンレスの小さな器に小さな豆腐が8切れ、あと小さなすなずりが入っている。あと、薬味のネギが木の器に入って出てくる。

ネギを乗せて、卓上にはやげんぼりの七味が置かれていたのでコレもかけて食べます。

食べてみるとツユの味は甘め。

合鴨塩焼きは鴨とネギが交互に串に刺さっている。味はまあ普通だけど、ネギはよく焼けていて良いね。

目の前には大正時代チックな女性がビールを持った古い看板が飾られていて、横にはカブトビールって書かれている。なんだろう?カブトビールって?。

料理は木の板に書かれているんだけど、正直メニューの数は少ない。でもね、それでも構わない、いやこのメニューの少なさが逆に潔くて良いって許容させてくれる魅力がこのお店にはあるよ。

自分も正直、メニューが少なすぎて次頼むのどうしようかな~って思ったんだけど、21時の閉店までこの空間を楽しみたいなって思って、お酒の桜正宗を熱燗で注文。

※時間がまだ早ければ、お会計して他の(来客するであろう)お客さんに席を空けてあげていたかもしれない。

あとお腹空いていなかったので、たたみいわし680円を注文。たたみいわしは11 x 14cmぐらいの大きさのものが2枚丸まって出てくる。醤油を少し垂らして軽く炙ったもので、食べてみるとパリパリとした軽い食感。

カルシウムたっぷり採れますね♪。

閉店間際になって目の前のお店の女将さん(※以後、親しみを込めておばちゃん♪)にも少し余裕ができたみたいなので、看板のカブトビールって何なのか尋ねてみた。

おばちゃんはカブトビールについて教えてくれたけど、酔っていたのであまり内容を覚えていない(爆)。なので後日、ググってみたよ。

カブトビールは愛知県にある半田で1889年~1943年まで製造されていた幻のビール。現在は半田赤レンガ建物で復刻ビールとして飲むことが出来るとのこと。

簡潔に書くとこんなカンジだけど、調べてみたら各社入り混じって結構面白い。ここら辺はその内もっと詳しく調査して(私のサイトの)コラムまたは別の何かに投稿したいと思う。とりあえずカブトビールは半田赤レンガ建物でいずれ必ず飲みたいと思う。

・・っと、少し話が脱線しちゃったけど、閉店の21時近くまでこの味のある雰囲気を肴に楽しく飲みました。

計3000円いかないぐらいだったかな?。お値段もとっても良心的ですね。

料理の味とかそういうものを越えた古き良き居酒屋がここにあった。


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↑お店の外観。

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↑店内はこんなカンジ。

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↑瓶ビール(キリン)。

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↑お通しは玉子焼き。

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↑木板に書かれたメニュー。

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↑煮やっこ610円。

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↑ネギは木箱に入って供される。

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↑器に盛って、ネギと七味をかけたトコロ。

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↑浅草にあるやげん掘の七味。

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↑合鴨塩焼き610円。

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↑燗立て器。

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↑桜政宗。熱燗で。

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↑たたみいわし680円。


基本情報:

施設名 鍵屋
住所 東京都台東区根岸3-6-23-18
駐車場 無し
備考


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